HDDレコーダーに移行してから、めっきり使用する機会がなくなっていたのですが、
VHS一体型のレコーダーのVHS部が使用不能になってしまったので、
急遽NV-SB800Wを現役に戻すことになりました。
しかし、このデッキは以前からヘッドドラムの回転がおかしくなる症状が出ていて
このままでは使用できないので、分解してみることにしたわけです。
ドラムモーターにつながっているケーブルを揺すると回転が安定していたので
おそらく半田クラックでしょう
ドラム制御用の基板についてるコネクターの裏側を見るためには、まず上の基板を
外す必要があります。被さっていたシールドを外すと見慣れたものが出てきました。
以前はアッパードラム側にありましたよね。これ
この基板を外すには中央のハンダを除去する必要があります。
基板と線がきちんと外れていれば基板はそのまま持ち上げれば外れます。
もし外れなければ基板と線がきちんと分離しているか確認してください。
無理に持ち上げると悲惨なことになります。
ちなみにロワードラムには突起がついているので、写真のようにVHSテープ等の
厚みがあるものを下敷きにしないといけません。アッパードラムを外さなければ
このようなものは必要ないのですが、ヘッドを傷つけたくなかったのと、ドラムが
簡単に分離できることからこのようにしています
上の基板を外すとようやく目的の基板に到達できます。
はじめはコネクタ側のハンダ割れかと思っていたのですが、
よく見ると写真中央付近のドラム側のハンダが割れていることに気づきました。
ここは基板を外さなくてさわれるところなので今回の作業は無意味になってしまったのですが、
ロワー側の構造が分かったのでよしとします。
ハンダを盛り直したあと、再度組み上げてテストしてみたとところ、症状は出なくなりました。
アッパーとロワードラムです。アッパードラムはこの状態で
部品として供給されていました。交換するときはもとのドラムを抜いて、
差し替えるだけの簡単作業です。