Lavie LL750/Wのリカバリー領域を吸い出す!!

イメージをリストアしたHDDが起動しないのは、ブート情報であるBCDストアの記述が
新しいHDDに最適化されていないために起こります。
XPまで採用されていたBoot.iniを書き換えるだけでよかったNTLDRと違い、
ブート情報の書き換えは専用のコマンドを用いて編集するようになっています。
今回はコマンドをいれるのが面倒なのでGUIで簡単に編集できるEasyBCDというツールに頼ります

ll750w_3.jpg

EasyBCDを起動した直後は現在起動中のマシンのBCDストアの情報を読み込むので、
まずはリストアしたHDD内にあるBCDストアを読み込みます。
BCDストアは通常ブートドライブ直下のbootフォルダ内に格納されています。
読み込んだ直後が上の画像になるのですが、Entry #1のDeviceのところがunkownになっています
これでは起動しないわけです。

ll750w_4.jpg

画像は編集後になります、使用しない起動エントリーは削除し、
リカバリープログラムをダイレクトに起動するように変更しました。
NECのリカバリープログラムはWindowsREをベースに
内蔵される形で供給されているので、WindowsREを直接呼び出せばいいのです。
幸いEasyBCDはWindowsPEからの起動エントリーの作成にも対応しているので
それを駆使してやれば楽勝です。

ll750w_5.jpg

リカバリープログラムはおそらく上の設定をした段階で起動できるようになると思います
しかし、このままではリカバリー直前にリカバリーディスクを要求されます。
リカバリー領域の認識ができていないためです。リカバリプログラムは
HDDの最後の「隠し」パーティションをリカバリー領域だと認識ようで、
AOMEI Backupperのように、リストアする際に問答無用で通常パーティションとして
リストアしてしまうタイプのバックアップユーティリティでは問題が生じてしまうわけです。

ll750w_6.jpg

パーティションの種類はパーティションテーブルという領域に書き込まれていいるらしく、
その情報を意図的に書き換えてやればOKのようです。
この情報を書き換えたからといって中のデータには影響はないので、
躊躇することなく書き換えます。IDは元のHDDの通りにします。
(07→27に変更します)

ll750w_7.jpg

始めと終わりのパーティションが隠しパーティション扱いに変更されています。
さて、ここからは実機での作業になります。無事にリカバリできるのでしょうか
ポイントはAFTです。
今回使用したツール類
EasyBCD
http://neosmart.net/EasyBCD/
Partition Type Changer
http://blog.livedoor.jp/blackwingcat/archives/14757.html

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