Lavie LL750/Wのリカバリー領域を吸い出す!!

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リストアしたHDDを本体に戻します。
HDDは本体の左下に取り付けられていて、カバーのねじを二本外すだけでアプローチできます。
バッテリーが取りつけたままになっていますが、よい子は真似しないように
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このPCはHDDマウンターがなく、HDDを本体にセットするとHDDが固定されるようになっています。
ただ、このHDDは本来取りつけられていたHDDより薄いので、押し込むと斜めになってしまいます。
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PCを起動したらBCDに指定したとおりにWindowsREが起動します。
ここまでくれば勝ったも同然
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言葉にすると簡単ですが、ここまでくるのに苦労しただけに感動もひとしおです。
あとは、普通にリカバリー作業を進めればいいのですが、もとが瀕死のHDDから
吸い出したイメージデータからのリカバリーとなるので、正常にリカバリーできるか
わかりません。
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このPCはWindows7の32bitと64bitを選ぶことができるモデルなので、
リカバリー時にどちらを復元するか聞いてきます。
私は使用環境を64bitで構築したいので迷わず64bitを選びます。
実は、本番環境をリカバリーする前に容量の小さい手持ちの古いHDDに32bit版の
リカバリーを成功させていますので、32bit版のイメージデータは正常であるとわかっています。
このことが、後で重要な意味を持ちます。
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しばらくするとNortonGhostさんが起動して復元作業が行われます。
HDDによるDtoDリカバリーをNECが採用してからおそらくずっと採用されているのでしょう
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無事に復元が完了したようです。このまま再起動してリカバリー作業を続行します。
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HDDからWindows7が起動して、リカバリー作業が続きます。が、
この画面の後、「このコンピューターのハードウェアで動作するようにWindowsを構成出来ませんでした。」
というメッセージを表示して、無情にもリカバリーが失敗してしまいました。
やっぱり64bit版のイメージは壊れていたのかと32bit版をリカバリーしたのですが、
なんとこちらも失敗するではありませんか。
32bit版は壊れていないはず、というかまずイメージが本当に壊れていたら
Ghostさんがエラーで止まるはず、八方ふさがりかとHDDを眺めていると
HDDに「Advanced Format Technology」という文字が、
セクターの大きさが従来と違うHDDが世に出ていることは知っていましたが、
このHDDがそれに該当しているのはここで初めて気づきました。
ダメ元で「NEC AFT」と検索して出たページがこれ
AFT対応のHDDに交換したらNEC LaVie LL550/VG6Bのリカバリ出来なくなった
http://ameblo.jp/pcroom123/entry-11769999104.html
まさに同じ現象で悩まれてるではありませんか、どうやらリカバリー作業をした際に復元される
IntelのRAIDドライバーがこのAFTに対応してないためにエラーとなってしまうようです。
解決策としては、セットアッププログラムを起動させる前に強制的にドライバーファイルを書き換えてやればいいようです
私はNECのサイトにあったモジュールを使用して一旦デスクトップPCに接続してファイルを書き換えました。
http://121ware.com/psp/PA121/121ETC2/ENTP/s/WEBLIB_NECS_SP.NECS_SP_DISP_URL.FieldFormula.IScript_SU_Display?modId=10010
書き換える場所は上のサイト様に書いてあるのでここでは省略します。
ファイルを書き換えてから起動したらリカバリー作業は順調に進みついに
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この画面を拝むことができました。64bit版のイメージも正常であると確認が取れたので
あとでリカバリーディスクを作成しようと思います。

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